関税・税関手続きの重要なお知らせ
海外通販をご利用の皆さまへ
海外通販の商品には税金がかかる場合があり、お客様ご自身で税関手続き・納税を行っていただく必要があります。
税関から通知が届いた場合はご自身で手続き・納税をお願いいたします。
関税とは?
個人輸入では、関税や消費税が課されることがあります。これは商品価格や送料、保険などをもとに計算され、日本国内での購入とは異なる点です。
- 関税:商品カテゴリによって異なる税率が適用
- 消費税:商品代 + 送料 + 保険料の合計に対して課税
- 通関手数料:配送業者が代行徴収する場合あり
課税の対象とタイミング
内容 | 詳細 |
---|---|
課税対象金額 | 商品価格 + 送料 + 保険料(保険がある場合) |
課税基準額 | 16,666円(CIF価格)超から |
課税判断 | 税関による通関審査にて決定 |
支払い |
・配達時に「税付郵便物のご案内」「課税通知書」などで通知 ・支払い方法は 現金(※代引ではありません) ・支払い後、その場で領収証を受領 |
※ CIF価格 = Cost(商品代)+ Insurance(保険)+ Freight(送料)
商品ごとの税率例
海外から医薬品(例:ED治療薬、抗生物質など)を個人で輸入する場合、関税は基本的に課税されません(関税分類上、医療用製品は免税扱い)。
商品カテゴリ | 関税率 |
---|---|
化粧品・香水 | 0~3.9% |
衣類・靴 | 10~30% |
サプリメント | 無税 |
税関での課税計算の具体例
実際に課税される際、関税・消費税は次のような手順と計算式に基づいて算出されます。
例1:医薬品(例:バイアグラ)
項目 | 金額 |
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商品価格 | 10,000円 |
送料 | 1,000円 |
CIF価格(課税対象額) | 11,000円 |
関税 | 0円(医薬品は関税免除) |
消費税(10%) | 1,100円 |
合計税額 | 1,100円 |
例2:美容品(例:化粧品2点)
項目 | 金額 |
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商品価格 | 18,000円 |
送料 | 2,000円 |
CIF価格(課税対象額) | 20,000円 |
関税 | 780円(20,000円 × 3.9%) |
消費税(10%) | 2,078円(20,000+780の10%) |
合計税額 | 2,858円 |
※ 為替レートや分類、税関の判断により実額は前後します。
税関窓口での手続きが必要となる場合
- 輸入品の内容や金額の追加確認が必要
- 処方薬など規制品目に該当
- 通知後、郵送やオンライン支払いができない
- 輸入確認書などの書面提出が必要
保管期限を過ぎると返送・廃棄となる場合があります。お早めにご対応ください。
関税がかからないケース
- 個人使用目的での購入
- 輸入金額が16,666円以下
- プレゼント(条件を満たす場合)
複数便での発送にも対応可能です
合計金額が課税対象となる16,666円超の場合、複数便に分けての発送で1便あたりの課税対象金額を抑え、関税・消費税のリスク軽減ができる場合があります。
※ 各便で送料が発生/同日通関は合算の可能性/税関裁量で課税されることがあります。
配送・通関の注意点
- 分割発送は課税回避の保証ではない(税関裁量)
- 同一日に複数便が通関 → 合算の可能性
- 数量や内容が個人使用の範囲を超えると却下の可能性
- まとめ買い・高額品は時間を要する場合あり
- 検査対象は通関保留の可能性あり
税関保留になることも
- 医薬品・化粧品・健康補助食品などで数量が多い
- 高額商品のまとめ買い
➡ その場合、税関から通知が届き、お客様自身で申告・書類提出・納税が必要です。
よくある質問(FAQ)
- Q. 以前は手続き不要だったのに、なぜ連絡が来るようになったの?
- A. 運用変更により、お客様ご自身で税関対応をしていただくようになりました。
- Q. 同じ商品でも課税されたりされなかったりするのはなぜ?
- A. 為替や申告内容、通関官の判断により異なるためです。
- Q. 関税がかかったら返金してもらえる?
- A. 原則、誤課税以外は返金されません。
- Q. プレゼント用でも課税される?
- A. 条件によっては非課税となる場合があります。
- Q. 通知が来たけどよくわからない…
- A. 税関または配送業者に記載の連絡先へお早めにご相談ください。
※ 本ページは2025年8月時点の情報に基づいています。