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こちらは『カンピシリン(250mg) 100錠』です。
カンピシリンは、インドのZydus Cadila社が開発しており、有効成分のアンシピリンはペニシリン系の代表的な抗生物質です。グラム陽性菌を中心に、大腸菌やインフルエンザ菌などグラム陰性菌の一部にも有効です。緑膿菌やセラチアには効果がありません。扁桃炎や咽頭炎、気管支炎、中耳炎など比較的軽い感染症に用いることが多いです。
通常、成人は1回アンピシリンとして250〜500mgを、1日4〜6回経口服用する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。感染症は、病原微生物が人の体に侵入し悪さをする病気です。腫れや発赤を生じ、ときに化膿し、痛みや発熱により苦痛をもたらします(実は、このような症状は病原微生物と戦うための体の防衛システムでもあるのです)。 病原微生物には、細菌やウイルス、真菌(カビ)などが含まれますが、このお薬が有効なのは“細菌”による感染症です。グラム陽性菌のほか、一部のグラム陰性菌にも有効です。病原菌が死滅すれば、腫れや発赤がおさまり、痛みがとれ、熱があれば解熱します。 いろいろな細菌に有効なので、呼吸器や耳鼻科領域を中心に各科で広く使われています。のどの痛みや発熱をともなう“かぜ”にも処方されます。本来、インフルエンザを含め一般的なウイルス性の“かぜ”には無効なのですが、細菌による二次感染時やその予防のために用いることがあります。
わりと多いのは「下痢」で、人によっては、小さいブツブツした「発疹」ができます。ときに、発熱をともなうこともあります。この場合、いったん服用を中止し、医師の指導を受けてください。ショックに至るような重いアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こすことはまずないですが、万一、ひどい「じん麻疹」ができたり、顔や口が腫れてゼーゼーしてくるときは、すぐに受診してください。 そのほか重い副作用として、腎不全、血液障害、大腸炎、皮膚障害の報告もあります。これらは、きわめてまれな副作用ですが、とくに高齢の人、また長期服用時においては注意が必要です。
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